朝凪、夕凪

アクセスカウンタ

zoom RSS 映画『マリー・アントワネット』

<<   作成日時 : 2007/02/21 22:08   >>

トラックバック 0 / コメント 0

・・・これは「歴史映画」と見ない方がいい・・・みたいな事を、前情報で幾度か聞きましたが・・・。
・・・・・・うん・・・。
ついでに・・・ダイエット中(特に甘いもの断ちしてる)の人には・・・ムゴイ映画かも(お菓子が、わんさか出て来るよ〜ん

おかげで、マカロンが食べたくなっちゃったじゃないかっ。
(クッキーの詰め合わせに入ってる時くらいしか、お目にかかっていない・・・。あんなカラフルなマカロン、初めて見たヨ・・・。)

・・・もっとも、ホントーはこの時代、マカロンは無かったとか・・・。

首飾り事件とか、ヴァレンヌ逃亡とか書かれていない事も多いので・・・だから、この作品は『ファンタジー』だ、と割り切った方がいいかも・・・。

見終わった後、図書館で「婦人公論」を読んだら、たまたまソフィア・コッポラ監督のインタビューがあり、要約すると、歴史背景は2の次、アントワネットの等身大の視点で描きたかったとのこと。
(余談ですが、ソフィアが「ゴッドファーザーIII」に出たのは、急病でU・ライダーが降板した為の、父の苦肉の策だったんですねぇ・・・。女優願望も無かったとかで、どーりで以前、A・ガルシアとの共演シーンを恥ずかしがってた訳だ。ナルホド。)


・・・うーん、でも、フェルゼンの立場がちと中途半端なので、なんで出てきたのか、消化不良に感じました。
(この映画の原作ではないですが、「ベルサイユのばら」に描かれていたような濃密な関係はなく、ヴァレンヌ逃亡も穴だらけだった、と指摘する本もあるようで、実はそんなにフェルゼンは重要じゃないのかもしれないですが・・・。)

フェルゼン役の人が、マジでハンサム!!で、こりゃ〜ルイ役の人がカワイソウになるほど・・・(すみません

ちょっと、勿体なかったかな・・・。

役者陣、ノアイユ夫人役の方、名家によくいる?しきたりにうるさそうな頑固バー・・・もとい慇懃無礼な貴婦人さが、よく出てました。憎まれ役ですが、リアリティがあります。メルシー伯の方も、出番は少ないですが、手堅い演技。

キャラクターだと、ポリニャック夫人が「ベルばら」とは違い、最後まで王妃とよき友人関係だったのが、新鮮でした。
ヨーゼフ2世・・・妹を助けてくれたのはいいけど、ちと砕けて気味、皇帝に見えなんだ・・・

まぁ、初めは政略結婚&女性慣れしてない(その他諸々)により、夫婦とは名ばかりで、それなのに妃だけ、子どもが出来ないのを責められて・・・。
(泣き崩れるアントワネットは、見てて辛かったです・・・。未婚ですが、もし自分もそうだったらどうしよう、って・・・。)

おかん(マリア・テレジア)はこういう時、「女帝」とはいえ、なーんにも分かってくれないんだなぁ・・・と・・・。
(夫婦のプライバシーより「国家」優先、か・・・。結婚の目的がフツウじゃないから、子供がいなきゃ意味が無いし、今の視点で考えるのはナンセンスとはいえ・・・ヤだなぁ〜

弟夫婦に先に子供が生まれて、反動で買い物症候群っぽくなって、靴にドレスにアクセに髪型、子供が生まれたらプチ・トリアノンで擬似田舎暮らし、賭け事〜、と、裏では国庫が破綻に・・・。


初めてオペラ座に行った時、拍手はタブーだったけど、アントワネットの素直さにつられて貴族達も一緒にやってたのに・・・。
プチ・トリアノンにお気に入りの貴族だけしか呼ばなくなって、お金も使い放題・フェルゼンとも・・・・・となって、今度は、拍手したら冷たい視線だけ・・・。
勝手に悪者にされて、民衆に憎まれるし・・・(贅沢に走ったのは悪いことだけど、もう少し早く手を打ってれば、ねぇ・・・。)



でも、革命そのものは、あくまでアントワネット達の「外」の出来事となっており・・・。

いよいよ、宮殿を去る日の朝・・・。

ルイ「並木を見てるの?」
王妃「・・・お別れを・・・」

(↑すみません、台詞、うろ覚えです

ルイとアントワネット。熱く深く愛し合う夫婦、というよりは、静かに信頼しあう仲間、的な関係の二人になってましたね。

(フェルゼン以外で気になったのは、亡くなった子供が誰か、分かりにくかった事。多分、ルイ・ジョゼフなのかな?と思いましたが・・・脊椎カリエスだった事とか、亡くなった時、葬儀のお金が出せなかったとか、その辺も略するのはどうかな、と・・・。送り出し方が王家にしては簡素だから、お金が無い雰囲気、というのは何となくありましたが・・・。ただ、母親になってしっかりした感じのアントワネットになってはいました。)

チュイルリー宮やタンプル塔〜最期のエピソードは一切なく・・・。
(まぁ、某ミュージカルのように、ショッキングに締めくくられるのとどっちがいいか?といわれると・・・困るザマス


全編、豪華だけどポップな雰囲気で、フランス語は少ししか出てこない為・・・・・・む〜ん・・・。
(「ラストエンペラー」もそうですが、作品の題材にした国と違う文化圏の人がつくると・・・どっかでやっぱり、シッポが出ますわなぁ・・・。別に、その国の人しか映画撮らないで、とは言いませんけど、難しいですね・・・。)

様々な「違和感」もある意味、確信犯的だから、このギャップも楽しんでこそ、なのかな・・・。

目で楽しめますし、疲れてるから暗い歴史劇はイヤなの〜、という場合には、いいかも。



・・・・・・えっと、おまけ。
FSSファンなので、劇中の靴は「マノロ・ブラニク」・・・。
キルスティン・ダンストが(役柄上ですけど)、キルスティン先輩と同じブランドの靴を履いてる、これ以上のオチがあるかーーーッ!!
(言ってみたかったの・・・。あ、パンフには他に、ナイアス・ブリュンヒルデが食べて機嫌を直したケーキ、ピエール・エルメの「イスパハン」が、マカロンつながりで紹介されています。映画には出てきませんが、ファンには嬉しい

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

TBのご注意

映画『マリー・アントワネット』 朝凪、夕凪/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる