朝凪、夕凪

アクセスカウンタ

zoom RSS ブリューゲル「バベルの塔」(BSプレミアム・極上美の饗宴)

<<   作成日時 : 2012/03/07 23:40   >>

トラックバック 0 / コメント 0

・・・ブリューゲルの絵、というより、聖☆おにいさんで「バベルの塔」が、個人的に別の意味で面白く感じられるようになってしまったので、録画してしまった・・・。

(バベる、って、つい言いたくなっちゃうよ〜、不謹慎ですけど・・・。)

先月、バレンタインデーに放送された、えー、BSの別の番組でも、この絵が取り上げられてましたね。

ウィーン美術史美術館蔵、のほう。
ブリューゲルは、バベルの塔の絵を他にも描いてますが、番組で取り上げてたのは上記のほう(建設途中バージョン、ともいうべきか・・・)。

NHKのほうでやってたのは、あの建築途中のバベルの塔を立体化したらどーなる?とか、作者の背景とかを探るものでした。

作者が、青年期になるまで、あまり分かってないことが多いのですね・・・。結婚式やお葬式をした教会はわかってても(ベルギーのアントワープ)、それまでどこで生まれたとか父親の職業とか、いまでも判明してないそうな。

その教会、件の絵にも小さく描かれてるそーです。

んで、バベルの塔のモデルは、意外にもローマのコロッセオ。
外は石、中は赤いレンガづくりで、円形の建物、ってことで。

イタリアにブリューゲルが足を運んだのはホントらしいですが、ルネサンス絵画の宝庫だったのに、ダヴィンチやラファエロの影響は、あまりなさそう、みたいな。

また、ブリューゲルと言えば、牧歌的な雰囲気、庶民的な絵が思い浮かびますが、同時に、どこか怖い側面も、絵から窺えるとゆうことで。

あの絵が描かれた当時、世界初の証券取引所が出来たり、コショウがヨーロッパに出回り始めて、そのうち現物ではなく手形で取引がはじまり、また、そのあと、チューリップバブルなる現象が起きたとか。
つまり、現物より手形が乱発されるようになって、資本主義の始まりともいえるけど、どこか、お金や欲に絡んだ人々の心が、社会を覆うようになっていった時期だったとか・・・。

そういう、人間のおごりのようなものが、バベルの塔の絵の中にも表れているのでは?みたいな。

なんか、比較していいのか迷いますが、星新一のショートショートに、どこか似てるかも・・・。
一見ハッピーエンドのようで、どこか不安感が作品に残ってるような、あの感じが。

で、立体模型。
人物にスポットを当てるか、建物にスポットを当てるかで、立体だと、その辺、絵とはどうしても違ってきちゃうらしい。
そして、絵の方の塔は、微妙に左右非対称。

そこがまた、不安感をあおる・・・これも、ブリューゲルの意図か??みたいな。

個人的には、そんなに好きではない画家(失礼)ですが、二つの番組で紹介されてて、ただの「農民画家」ではないのね、ってことを、実感いたしましたです。

「あなたは誰?私はここにいる」の本でも、ブリューゲル作品について触れられていましたが、いろいろまた、考えさせられました。

(個人的には、「絞首台の上のカササギ」見てみたいなぁ・・・。)

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

TBのご注意

ブリューゲル「バベルの塔」(BSプレミアム・極上美の饗宴) 朝凪、夕凪/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる