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zoom RSS アンナ・カレーニナ(ル・テアトル銀座 2013・2・17 ヒル)

<<   作成日時 : 2013/02/18 19:54   >>

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 昨日(東京・千秋楽)観てきました〜。
後ろから数えた方が早い席でしたが、後方から出た時、今まで謎だった、BOX席の出入り口が分かったり・・・。

※ここからちょっと、作品の感想の前に、旧「銀座セゾン劇場」の時の思い出話、になります・・・。5月に閉館、だそうですので・・・。

て、そんなに足しげく通ってはいないのですが(汗)。

セゾン劇場の頃にきたのは、「ふるあめりかに袖はぬらさじ」、「夕鶴」、「マレーネ」。
ル・テアトル〜になってからは、「プロヴァンスの碧い空」。

セゾンのころは、最初の2本は玉三郎さんが主演。
「ふるあめりかに〜」はそれよりずっと前、NHKで放送されたのを途中から見て、難しそうなイメージの時代劇かと思ったら、だんだん違う方に転がっていく物語が面白くて、それでチケットを取ったのが、思い出です。
少し前、檀れいさんと玉三郎さんのコンビ?でしたが、私が観た時は寺島しのぶさんとのコンビでした。

また、「夕鶴」は、プロが演じる時は「おつう」は山本安英のみ(※オペラでの場合はまた別、らしいですが)、というものだったのが、玉三郎さんがおつう役を演じる、ということで、観に行きました。

「マレーネ」は、黒柳徹子さんがタイトルロールで、これは「銀座セゾン劇場」最後の作品。

銀座セゾンはこれを最後に閉館・・・となるはずが、名前を変えて残る、と知り、そして2001年春、紫吹淳(リカさん)さんの「プロヴァンス〜」を観に・・・。

リカさんが月組トップになる前の主演作品でありました。
(大劇場系以外の宝塚の作品を私が生で観たのは、今の所これだけです。)

それから・・・12年かいィィィィィィ?!

まだ数か月あるとはいえ・・・これで本当に閉館になってしまうのかぴら・・・。

でもって、「アンナ〜」は、これがファイナル公演と銘打ってるし・・・。


しかし、マジで久しぶりだったので、道は何とか覚えてましたが、閉館が決まってるためか、地下街の地図や表示には、載っていなかったような・・・。無事に着くまで、不安でした。
初めて行かれた方は、大丈夫だったのかな・・・。


さて、やっと作品の感想。

前回、クリエで観たのですが、その時は割と前で観れた・・・ものの、後方席だった今回、ル・テアトルって大きいんだ・・・と知りました。

指揮の塩田さんが、舞台の斜め後ろの上の方(説明がヘタでゴメンなさい)にいるのが、よく見えた・・・。
いつもは後ろ姿なのが、指揮棒を振るのが別の角度から見えるって、新鮮でした。

で。
・・・全体の印象としては、「コメディにくるまれた悲劇」という感じでしょうか。
ラストは悲劇で終わりますし、キツいやり取りも出てきますが、前回クリエで観た時より、コメディ度が高かった、と申しましょうか。

原作読んでないのですが・・・。
(ソフィー・マルソーの映画版を、テレビで以前見た程度。あ、今度また、映画化だそうですね。カレーニンがJ・ロウだそうで。)

戻ると、笑いと言っても、場面によってはシニカルでブラックだったり、はたまた子供が観ても大うけしそうなほど、しょーも無い・単純な笑い、だったり・・・。

例を挙げると、うわさ好きな社交界のみんなが、見てないようでアンナとヴロンスキーの会話を見ていたり、後者は、レイヴンとスティーバの鳥撃ちの場面だったり。

あと、前回ほど、終盤のアンナの思いが息子一辺倒のまま・・・という訳でも無くなったかな?と思いました。

ヴロンスキーを愛するのが辛くなってしまったというか、彼にわがままをしてしまうけど・頭ではわかってはいるけどつい、冷たい言動をしてしまう、それが申し訳ない、とか。

息子に対しても、最後、見守ってるわ、的な歌詞が出てくるので、前回ほどの「残念な」「イタイ」女性とまでは、いってない・・・かも。

アンナの夫、カレーニンも、真面目過ぎて面白い人に見える?場面があったりもしました。

アンナの息子、セリョージャ。
前回、聖書のある部分を覚えるのがなかなか出来ず、でも自室に戻る時、ホントは覚えてました〜みたいなところが、今回は無くなってて、そこは残念・・・。

だけど、不器用に息子を抱っこするカレーニンパパの、気持ちは伝わってきました。

キティ。
前回より・・・足癖悪くなってる?!
いや、お嬢様なのは基本変わらないのですが。ヴロンスキーにフラれてしまい、病気に・・・と思ったら、お菓子のやけ食いしてるとこは、現代の女の子と大して変わらない、楽しい場面でした。

レイヴンとの結婚が決まり、アンナの元に報告に来たキティ。
これから始まる新生活に胸を躍らせるキティと、ヴロンスキーに不信感いっぱいのアンナ。
同じような歌詞なのに、歌う二人の表情は段違いなのが、怖さ倍増でした・・・。

そのキティの、やがて夫となるレイヴン。
やー、遠くからでも、演者のでっかいのがわかる・・・。
今でいう草食系で理系、いやさ農業系?
あー、農業研究の傍らバーベル持ち上げたりもするから、体育系か?!

そうでなくても、マイナス思考の塊のような男性なので、「オイ、めんどくせーよ!(笑)」と突っ込みたくなりまする・・・いい意味で・・・。

キティが好き過ぎて・・・ツンデレ?!

ある意味、スティーバのおもちゃと化しているような・・・。

何はともあれ、キティに想いが通じて、ヨカッタね。

アンナの兄・スティーバ。
前とはキャストが変わりましたが、今回、お笑い成分が高めなのは、このお方のおかげもあるかも?
ミュージカルは今回初挑戦だそうですが、あまり感じなかったです。

スティーバの台詞は全部アドリブ?!と思いたくなるくらい、表情が個性的だったり、面白いセリフ回しだったり。

そして、ヴロンスキー。
二幕から、アンナがだんだん不安になり、壊れてゆく中、本人は苦悩しつつもギリギリな中、アンナを一生懸命支えたり励ます姿が、印象的でした。今回はそんな彼が、いじらしかった・・・。

終盤、スティーバと駅での別れ。
冒頭と同じく、軍服に外套、でも帽子を目深にかぶって、硬い口調で戦地に赴くヴロンスキー。
あくまでクールを装うんだけど、アンナを失いどこかヤケになってるのが・・・スティーバと抱き合って別れる際、泣きそうな顔つきで・口元が一直線じゃないのを観た時・・・これも印象に残りました。

歌も上手くなりましたねー。伊礼さん。

ベッツィ。うわさ好きな社交界のご婦人・・・に見えて、釘を刺したり警告するのも忘れない人。
・・・ドレスが、ルドヴィカママより豪華な気がする。

カレーニン家のお手伝い、アンヌーシカ。前より、腰は曲がって無さそうに見えた。
家出した奥様への、複雑な気持ちをのぞかせながらも、それでも戻ってきたアンナに掛ける言葉は、あたたかかった・・・。

で、千秋楽だったので、カテコの後はご挨拶。

挨拶の順番とか、細かいとこは覚えてません、ごめんなさい。
司会は春風さん。

面白かったのは、セリョージャ君は「みんながながかったから、僕は短く・・・」と言った時、大人たちが大笑いだった・・・客席もさ!!

アンナママは、息子の冷静なツッコミ?に、二つ折りどころか、床にうずくまって笑っていたYO!
クールな美女が、意外にゲラだったのを思い出したり・・・。

キティは、黒板の場面がお気に入りだったので、まだ別の地域は公演予定があるとはいえ、終わるのが寂しい、と。しかしあの場面、おかしいんだけど、チョークの粉が舞うのが後ろからでもわかるので、レイヴンはキティが黒板に書くたび、粉を払ってあげてるのも、印象的でしたわ。

レイヴンは、初演から参加ですが、この作品が初ミュージカルで、その後もこの劇場に何度か立たせて頂いて・・・と。

スティーバ。これがミュージカル初です、と(うろ覚えですみません〜)。

カレーニン。
長く演じてると、一路さんが今日はこう来たら、自分はこうしてみようか・・・と、阿吽の呼吸が出来ていたようです。
レイヴン役の葛山さんは40歳、伊礼さんは30歳、自分は還暦近く・・・「年の話はやめにしましょうか」。

春風さんは制服フェチだそうで、伊礼さんの軍服姿は眼福だったそうな。
そのせいか、伊礼さんは開口一番「軍服の似合う、伊礼彼方です」。
・・・うん、それは揺るがざる事実だね(笑)!これも大うけ。

この作品をやるうち、大切な友達とか友人・・・と言いかけ、「あ、友達と友人は一緒ですね」と自らツッコミ。
あー、この人のおしゃべり、大好きだー。

仲のいいカンパニー、見てて気持ちいいですね♪
今回、ファイナルなのが皆さん、本当に惜しいようです。

でもって、オケは6人で全員女性、というのは、ホントだったんですねー。
カテコでは塩田さんもオケのみなさんも出てきました。

そうそう、この後は大阪と愛知の公演で、新幹線で近いです、と春風さん。
びゅんびゅん!!と、振り付けつきで、一部の出演者を除いて、強調されていた・・・。

そのあと、も一度カテコ・・・っていうか、春風さんいわく「伊礼さんには先程のびゅん×2は言ってなかったので、もう一度ということで(←ホント??)」と。

皆さんでもう一度、ということで、スタンディングの客席ともども「びゅんびゅん!!」しましたさ・笑!

みんながはける中、手を振るセリョージャがかわいかった☆
後ろのパパもね。

あ、カレーニン氏は、ごあいさつの中、春風さんの物まねをしていたっけ!引っ込む時の歩き方とか、おほほほほ!と、笑い方とか・・・。

おかしいな、カレーニン氏は堅物の強面のエリート官僚で、冷たそうなオッサンのハズなのに・・・。
(ホントは、アンナを不器用ながらも愛してるのに、口では難しそうな言葉ばかり投げつけてしまう、それでも戻って欲しいのが、アンナに無理よ!と言われて、その時の背中とか、涙するところは、見事でございました。)


さて、終演後、階段を降りて劇場の外に出ると・・・。
スタッフさんが、有難うございましたー、と・・・。

うぅ、嬉しかった分、余計に閉館が哀しいザマスよ!!

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