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zoom RSS ターナー展(東京都美術館)

<<   作成日時 : 2013/12/23 22:05   >>

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『私は分かってもらおうと描いたのではない。
その場面がどのように見えたかをしめしたかったのだ(※日曜美術館で紹介された、ターナーの言葉)』

去る12月15日、行ってきました。
会期中最後の日曜日だけあって・・・混んでましたね。

え〜と、東京は終わってしまいましたが、神戸は来年1月〜4月まで、神戸市立博物館にて、開催されます。


今回、見たいな、と思ったのは、ナポレオンの絵があるから。
ナポレオンが好き・・・ではなく、来年、宝塚でナポレオンが主人公の作品が上演されるので、今、ナポレオンが、プチ・マイブームなのです・・・。

ターナー本人は、一応美術系の学校で学んだので、人体デッサンも残ってるし(その時の絵?が、出展されてます)・・・でも、風景に力が入っていたようで・・・。

絵に人物がいない訳では無いのですが・・・ものすごく小さかったり、集団で描かれても、顔とか服とか・・・・・・。

いや、建物とか船とか、ダイナミックなんですけど。
天候・・・雲や空、ずっと遠くの「空気」を感じさせるような。


絵葉書、何枚か買いましたけど・・・。
本物の方がいいかな・・・。

ナポレオンの絵、というと、ダヴィットやその弟子のアングルが描いた肖像画(日の出の勢いの、軍人として・皇帝としての輝かしい時の彼)が有名ですけど・・・。

ターナーが描いた、「戦争、流刑者とカサ貝」は、赤い夕日の中、監視つきで、浅瀬のカサ貝を見つめながら、貝には仲間がいるけど、ナポレオンは敗れて孤独・・・というもの。

もっとも、この絵が描かれた時期には、ナポレオンはこの世の人ではなく、セントヘレナ島で亡くなって、フランスに遺体が戻る、というニュースを聞いたターナーが、描いたそう。

そして、この絵は2枚1組で、もう一枚は、ターナーの友人の画家が船上で病で亡くなり、遺体が海に沈められる所を描いたもの。
真っ黒の船と、今、まさに遺体が海に・・・という所は明るく、ちょっと天気や時刻が分かり難い絵ですけど。

その絵の下の方に、小さく、鴨が描かれていて、英語の鴨「マロッド」と、ターナーの名前の一つ「マロード」を掛けたらしいです。
(あるいは、友人の死に付き添う自分・・・を表した、みたいな。)

ナポレオン軍と英国海軍の戦い「トラファルガーの海戦」を描くなど、風景だけではなく、今で言う戦場カメラマンのような一面も持っていた、ターナー。

・・・でも、王室や海軍が喜びそうな路線の絵ではなく、おぼれた人達が浜辺にいる絵、を描いたせいか、「サー」の称号はもらえなかったそうな・・・。

あと、彼の愛用した絵の具やパレットも公開されてましたが、あの時代・・・絵の具はチューブでは無くて、豚の膀〇(汗)。
つうか、切り替わる途中、だったみたい・・・。

誰??豚のナントカを、この世で最初に絵の具入れに思いついたの・・・。

まぁその、いろいろ書きましたが、光の表現とか、「40年早く生まれた印象派」とも言われたり、タダの風景画家、ではないです。
かなり大きい絵もいくつかあって、圧倒されました。

夏目漱石の「坊ちゃん」など、ターナーの名前が出てくるそうなので、そういう意味でも、楽しめるかと。

(12・31、一部訂正しました。)

ただ、やっぱり自分は、人間の絵が見たくなって・・・。

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