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zoom RSS 美の巨人たち「ラス・メニーナス」

<<   作成日時 : 2009/07/15 00:33   >>

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・・・先週土曜、何気にチャンネル合わせたら(すいません、見る時とそうでない時の差があって・・・)ベラスケスやってて・・・。
去年、ベラスケス(マルガリータ王女の絵)は取り上げたのに?(いや、嬉しいですけど)と思いましたが、前回は王女の成長〜オーストリア・ハプスブルク家への輿入れ、的な流れだったのが、今回は画家と王家、的な感じでした。


考えたら、その時は(今で言う)「お見合い写真」みたいなものだったから、王女の絵の殆どは嫁ぎ先である「ウィーン」。
今回は「スペイン」に残ってる絵、ということで。


・・・実は、この絵、何年か前の「プラド美術館展」で見たのです(「何となく、これ、見たような・・・?」と、うろ覚えだったのですが、この2・3日、半券と絵ハガキを「発掘」。)。

・・・デカイッすよ・・・!!本物は。

でも、去年の番組を見るまで、
「画家の名前と、王女の名前は知ってる」
「王女カワイイな」
「ドレスがキレイだな〜♪」
・・・程度の知識だったので、改めて、画家が絵に託した?ものとか、読み取ってませんでした・・・。

フェリペ4世と、ベラスケスのつながりとかも、去年まで、あんまり知らなかったし・・・。
宮廷画家ってスゲー!と思ってましたが、この時代は、著名な画家でもそんなに優遇されてた訳ではない、というのも、以下同文・・・。

今回知って驚いたのが、宮廷画家になった後、何年かイタリアに絵の買い付け、との名目でスペインを離れてて、国王が帰国の催促を7回(!)もしたのに、ベラスケスが帰ってきたのは7回目の注意から1年後!!(フツー、クビになりまっさ・汗)

ただ、イタリアで絵の修行もしてたし、得るものは大きかったとは思うのですが・・・。

残念なのが、国王がベラスケスに肩入れしたり、地位も上げたりするのと反対に、スペイン自体には、翳りが・・・となっていったのですが・・・。


「ラス・メニーナス(女官たち)」で、画家が描きたかった(秘めた)ものは、皆、それぞれ「国王」は「国王」として、「王女」は「王女」としてしか、生きられない(そして、自分も含めて、与えられた「役割」の中でしか・・・)ということ、だそうで。

暗がりで見えないですが、奥の入りかけの男性は、ベラスケスの反対派?とか、鏡に映る、ぼんやりとした男女は国王夫妻とか、もっと奥(上の絵の、二つのうち左)の絵は、ルーベンスの「ミネルヴァとアラクネ」の模写だとか。

ギリシャ神話で、機織の得意な娘・アラクネが、自分はアテナよりも上手だ、と自慢した為、勝負したらホントにアラクネの方が出来が良く、激怒した女神に、クモにされちゃう話・・・。

怖がるアラクネの顔・・・。

自分の出自や身分から、なかなか抜け出して生きるのが(庶民であれ、国王ですら)難しい、自由になれない・・・ということのよう。


「宮廷画家」の一方で、庶民や、他の階層の人たちの絵も描き残していたベラスケス。
ロイヤルファミリーと共に、奴隷や犬(王女の遊び相手として、ではあっても)まで描かれているのは、珍しいとか。
(まぁ、国王描いても、装飾品や王冠とか、あまり描かない方でしたが・・・。)

去年の番組では、どちらかというと「王女の人生」中心だったのが、今回は絵の「内面」にスポットを当ててました。

ベラスケスは寡黙だったそうですが、観察眼や絵筆は・・・結構、容赦ない人・・・だったのかも。

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