朝凪、夕凪

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zoom RSS イーハトーボの劇列車(紀伊国屋サザンシアター、2013・11・10昼)

<<   作成日時 : 2013/11/24 20:07   >>

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けー。
(↑観た方なら、わかるハズ・笑)

東京は、終わってしまいましたが・・・。

・・・ミュージカルと言っていいのか、微妙なところもありますが、いちおう、歌は何曲か出てきます。
ダンスは・・・あまり無いか・・・。

劇中、賢治が作詞作曲した「星めぐりの歌」。
・・・せっかくだから、井上芳雄さんで聴いてみたかった・・・。

賢治が、今まで知っていたイメージと、だいぶ違うので、新鮮な部分もあったり・・・。
また、妹のとし子のそれも、以下同文。

とし子が、ただ「兄の理解者」、にとどまらず、東京で勉強していた、というのは知らなかったです。

今で言うと賢治って「妹萌え」になるのかな?
それだと軽くなっちゃうか・・・。

パンフでは、とし子役の大和田美帆さんが、賢治の妹に対する気持ちを分析してましたけど。
・・・なるほど、もし賢治が「リア充」だったら、とし子への態度は、また変わっていたかもしれませんね。

二役で、終盤、ネリ、として出てきますが、こちらではにこやかながらも、すっきりした大人の女性でした。
別の舞台で、一度見ただけでしたので・・・今思うと、彼女の北島マヤ、観たかった・・・!!
かわいいし実力もあるし、これからも活躍して欲しいですね!

で・・・とし子の臨終の場面、セリフで語られるのみだったのは、意外だったし、ちょっともったいなかったかな〜。

舞台そのものは見ていないのですが、昔、夢輝のあさんの宝塚時代の作品で、賢治や賢治の作品を舞台にしたものでは、妹の臨終場面があったので、そのイメージが強い、というのもありますが。
ちなみに、夢輝さんの賢治、妹役は映美くららさんでした。

とし子没後に賢治が詠んだ、「永訣の朝」。
あめゆじゅ、って、みぞれの事だったんですね・・・。

「〜だじゃい」という語尾は、今回の舞台で端々に出てきます。

・・・恥ずかしながら、賢治作品は
「注文の多い料理店」
「雨ニモ負ケズ」
「グスコーブドリの伝記」
「銀河鉄道の夜」しか、読んでない・・・(汗)。

最後のは、抜けてる箇所が多いので、それで、他の作品を敬遠してしまったという、苦い思い出が・・・。
「グスコーブドリの〜」は、最後が・・・(未読の方の為に、書きませんけど・汗)。
・・・でも、今回の舞台をきっかけに、たくさん読んでみたくなりましたです・・・!!

3・11の前に書かれた戯曲のハズなのに・・・なぜか、震災を思わせる台詞等が多かったです。

あと、東北と東京、農業について、等・・・。

賢治の亡くなるまで、そして時折、風の又三郎やなめとこ山の熊など、賢治の作品に出てくる登場人物が、賢治と一緒にいる、いろんな意味で不思議な作品でした。

列車に乗って上京する場面が何度もあり、汽車の擬音を演者が口で言ったり・・・。

また、音楽は舞台後方で、ピアノの他演奏があり、効果音などもその場で、という・・・。
荻野清子さんという方が、ある意味、一人の演者のように、服装も他の演者に準じたようないでたちでした。


演者は全員、適材適所!
・・・恥ずかしながら、私は井上芳雄さん目当てでしたが、大和田美帆さん、辻萬長さんほか、みなさんピッタリでした。

とし子の同級生の女生徒と、その兄・福地第一郎役の二人が、面白かったです。
また別の舞台でも見てみたいし、活躍して欲しいな〜!

賢治役の、井上さん。
・・・彼の学ラン姿が拝めるのは、こまつ座だけ?!
いや違うけど、昨年末の「組曲虐殺」に続いて、学ラン姿でした。

第一郎の口癖「よくあること」「すごくまれ」を数えるところとか、純朴な賢治の人となりを、良く表現していたと思います。
後年、第一郎と再会しますが、そのころ、賢治は体が・・・。

2人は偶然、法華経を信仰するようになるのですが、賢治は、「雨ニモ負ケズ」よろしく、デクノボーでいたい、と・・・。
花巻弁で、恥ずかしそうに打ち明ける様子が印象的でした。

また、物語の創作だけでなく、楽器を弾いたり曲を作ったり・・・井上芳雄さんいわく「ダヴィンチのよう」。
言われてみれば・・・。

ただ、商才の方は、残念だったみたい(汗)。
しかし、リヤカーが昔は、高級品だったのね・・・。
レタスやトマトも、あの時代は以下同文、とは・・・。

生まれてくる時代が早すぎたのかぴら。

父との対立(※劇中では対立して終わり、でしたが、史実では賢治の父は、最終的にはお金の援助などしていたそうです)、お金が足らない、病死、というあたりは、モーツァルトと重なる?!ような・・・。

劇中、「思い残し切符」というのが出てきます。
それは、急死した人たちから送られてくるのですが・・・。

受け取ると、3年は生きられるという・・・それを賢治は何度か、縁もゆかりの無いハズの人達から受け取るものの・・・。


あ、グッズ販売の所で、しおり3点セットを買ったのですが・・・。
ひとつはポスターの絵、ひとつは井上芳雄さんの賢治の扮装姿(写真でよく見る、帽子にコートを羽織った、あの格好です)、最後が、思い残し切符、でした。

劇中の「思い残し切符」は、名刺より少し大きいくらいの、白い無地、でしたが・・・。


んー、ひとつ難を言えば・・・。

・・・銀河鉄道の夜、を模してるから仕方ないけど、夏に帝劇行ってた人間からすると、星空が出てくると、つい脳裏に

♪こんなに〜 きれーいな〜 星をいーつ見たか〜
空っぽだったのに〜(略)♪

・・・と、二都物語のカートンの歌声が、甦ってきちゃったのでした・・・(汗)。


単なる偶然・・・ですかねぇ・・・。

それ以外は、佳品でしたです。
戯曲、読みたくなりました(今は、古本の他は、全集じゃないと読めないみたい。無念)。

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